2016年12月25日

アンタッチャブル 5

輪廻転生の意義の4点目は、霊的未熟が作り上げる人類と世界の諸問題に対する解答を提示していく上で、輪廻転生とそのシステムはその基礎的な土台となっている理念であり、システムであるということです。
 
ミクロとマクロから論じていきましょう。

個と全体です。

人間を肉体と見る人間観においては、人間を物質と見ておりますので物質の差別相からは抜けられません。

人間を肉体と定義するならば、その肉体には肌の白い、黒い、黄色いの差別相がありますから、この場合この地上から人種差別はなくならない。

人間を肉体と定義する人間観から生じている問題が人種差別です。

人種差別の根底には人間を肉体と見る物質観が根付いておりますから人間を生命と見る霊的人間観を打ち立てていかなければならない。

生命には原則、肌の白い、黒い、黄色いの差別はありませんから、人間を生命と定義づける霊的人間観から人間と世界を洞察していかなければならない。

また肉体には年齢があり、若い者、年老いた者等々、相違があり、この相違から高齢者差別が生まれます。

これも人間を肉体と見る物質観から出てきている。

男女差別も畢竟、人間を肉体と見る誤った人間観から生じており、これも物質観に根差しています。

障害者差別も同様であり、肉体を人間と見れば、その肉体には障害のある方もおられます。

そしてその障害を理由に差別する。

これも人間を肉体と見ている物質観から生じている。

最近では肉体の遺伝子の優劣で差別するジーン・リッチとナチュラルの問題もある。

これはヒトラーの優生思想につながる危険思想であり、これも人間を肉体と見る物質観から来ています。

優秀な遺伝子のみを残そうとするのですね。

優生思想の本質も人間を肉体と見る物質観です。

神の心ではなく、神の体(物質)を拝んでいる「偶像崇拝」です。

これらの問題に共通する点とは、すべて人間を肉体と見る誤った物質的人間観であり、宗教的にはこれを「偶像崇拝の禁止」として説いてきました。

物質、すなわち神の体を拝むなということです。

拝んでいるからこういった問題が出ている。

宇宙は神の所作物ではなく、神の表現である : 西田幾多郎

神の心を拝むことを「信仰」と言い、神の体を拝むことを「偶像崇拝」と言う。

神理の使徒としては二つの対応の仕方があり、一方を下記の音声ファイルで開示しました。

救世の原理 1 ヘーゲルの歴史哲学 U (6)

もう一方の対処がこの「輪廻転生」の思想です。

人種差別の問題も基本的な世界観として、この輪廻転生がその土台となっていなければ、解決が難しい問題と言えます。

単純に黒人差別と言いますが、その差別している白人も輪廻転生の過程を見れば、かつての過去世において黒人として生まれていたかもしれない。

その差別されている黒人も、過去世を見れば、かつて白人で生まれていたかもしれない。

肌の白黒で差別するのは、かつての黒人が今世、白人として生まれ、過去世で黒人であった自分と同じ存在を差別している。

かつての白人が今世、黒人として生まれ、過去世で白人であった自分と同じ存在から差別されている。

その輪廻転生の履歴から見れば、人種差別がいかに迷っている愚かな行為か理解できる。

物質観は迷いそのもの。

これも神の心を拝まずに、神の体を拝んでいる「偶像崇拝」から生じています。

高齢者差別も、みな高齢者になるわけであり、その肉体観から差別するのは間違っています。

障害者差別も、輪廻転生の過程を見れば、たとえ今、健常者であったとしても、かつての過去世では障害者として生きていたかもしれない。

ヘレン・ケラーなど典型でしょう。

肉体の障害を見て、同じ神の子を差別するのは間違っています。

間違っているという根拠は、目の前にある大宇宙(神の存在)。

神の心を拝まずに、神の体(物質)を拝み、人間を肉体と見る物質観を基礎に差別しているからです。

神の体を拝んでいるから間違っていると言っていい。

遺伝子差別も、やはり人間を肉体として見ている。

その肉体の遺伝子の優劣で差別せんとする。

輪廻転生の過程を見れば、今たとえ優秀な遺伝子をもっている者にしろ、過去世を見れば劣った遺伝子の肉体に宿って、修行をしていたかもしれない。

今たとえ劣った遺伝子の肉体に宿って修行していたにしろ、かつての過去世では優秀な遺伝子に宿って修行をしていたかもしれない。

輪廻転生の過程では万人にあることです。

遺伝子の優劣で生命を差別するのは間違っています。

優生思想も同じ間違いです。

かかる思想は、人間を肉体とし、物質として捉えているから間違っていると言っている。

今世は優秀な者であったにしろ、過去世はそうではなかったかもしれない。

今世、劣っている者にしろ、過去世は優秀な者であったかもしれない。

肉体を基準に優劣を決めている。

物質を基準に優劣を決定している。

神がそうしておられるならば言いませんが、神は当の神の心以外基準にはしておられない。

神は富でも遺伝子の優劣でも肌の色でもそのようなもので優劣をつけておられない。

そのようなものは一切関係なく、神御自身の心を永遠の基準にしておられる。

神は神御自身の心しか基準にしておらず、あえて神が優劣をつけているとしたら、その神の心をどれほど悟っているか、その度合で優劣を決めています。

これが多次元世界です。

優生思想は人間を肉体、すなわち物質で捉えており、ジーン・リッチの問題も人間を肉体で捉えているから、その肉体の遺伝子の優劣で差別せんとする。

物質を拝んでおりますので「偶像崇拝」に相当します。

良くても方便です。

無限に拝めば悪となる。

今世だけを捉えて優生思想を取るのは、ひとえに多次元世界というあの世、輪廻転生のシステムの存在が認知されていないからである。

多次元世界の存在が人間を肉体という物質観で捉えることを許さないように、輪廻転生もまた人間を肉体として見ることによって出てくるこれらの問題の滑稽性を証明しているものです。

富の多寡で差別するのも同じ。

今たとえ貧乏人でも過去世を見れば、富豪の家庭で修行していたかもしれない。

富者も同じです。

今たとえ富豪でも、過去世は貧乏だったかもしれない。

しかして貧乏人、富者、関係なく生命に宿っている価値は永遠に不変であり、同じ神の心です。

要は輪廻転生の過程で、異なるあらゆる環境に生まれ、この変わらぬ自己の本質である神の心を多角度的に悟らんとしている。

地位、名誉、家系もすべて同じです。

これら物質を基準に差別が生まれており、その差別の滑稽さを立証しているシステムが、いわゆる輪廻転生であるということです。

これがミクロ。

マクロでも基本同じであり、たとえばアラブ人とユダヤ人の根深い争いもそうです。

かつて平井和正氏は、アラブ人がユダヤ人を敵と見て戦争をしているけれども、そのアラブ人も輪廻転生の過程で、かつて今敵としているユダヤ人の家庭に生れ、その家庭で修行をしていたかもしれない。

ユダヤ人も同じく、過去世を見れば、かつてアラブ人として生まれ、修行をしていたかもしれない。

かつての互いの同胞と争っている。

輪廻転生を通して、その真実を知っていく過程でこのような争いはなくなっていくのだ、と言っていました。

ただそれを知っていくには人類の半分ぐらいは死ななければならないかもしれないとも言っていました。

カルマの根の深さを言っていたのでしょう。

これはチラリと大川さんのところで明らかになっていたはずです。

例えば日本は反中反韓であり、国家間同士で差別し、互いに嫌悪しておりますが、その日本人が嫌いな中国人も、かつて日本人として生まれ、近代を開いたではありませんか。

日本人の好きな坂本龍馬は、劉備玄徳として中国に生まれ、かつては中国人だったではありませんか。

日本人の好きな勝海舟も、過去世は諸葛孔明であり、中国人でしょう。

日本人の好きな吉田松陰も、かつてはヤン・フスとして生れていたでしょう。

白人でしょう。

人種差別や国家間同士の差別が、いかに神御自身から見て滑稽なものか、知らしめるために諸神霊は輪廻転生を説けと主張していたのです。

坂本龍馬は好きだが、中国人は嫌いだという好悪の感情がいかに矛盾していて滑稽なものか。

勝海舟は好きだが、諸葛孔明は中国人だから嫌いだ言っても魂としては同じです。

その好悪の感情は間違っているのです。

国家間同士の確執も、輪廻転生が土台になければ、相互理解は難しくなるのです。

マクロ的には宗教間の争いも国家間の争いも、それをすべてなくしていくためには、輪廻転生のシステムをこの世で不動のものにしておかなければならないわけです。

これを基礎に信仰と悟りによって霊的進化・向上を成就していかなければならない。

トランプ次期大統領は「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」ですが、当サイトは「悟り一元論」であり、「God's Will First(神意第一主義)」です。

だから「神約民主論」を言っている。

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posted by 管理者 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 神理
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