2017年04月17日

緊迫の北朝鮮情勢 取りあえず収束か

空母ニミッツが,西海岸カリフォルニアを出港し、西太平洋に向かっています。

これで空母カールビンソンと合わせて2隻の空母が朝鮮半島を取り囲むことになります。

米空母 25日ごろ朝鮮半島東の海上に=対北抑止へ武力誇示 聯合ニュース

朝鮮半島に向けて航行中の米原子力空母カール・ビンソンが25日ごろ朝鮮半島東の海域に入る見通しであることが17日、韓国政府筋の話で分かった。

朝鮮半島には4月16日に到着予定だったはずですが、4月25日となっています。

朝鮮半島の東側と言えば、日本海(韓国名・東海)でしょう。

ここが目的地のようです。

来週初めにはカール・ビンソンに加え、横須賀で整備中のロナルド・レーガン、現在西太平洋に向かっているニミッツの計3隻の空母が朝鮮半島の戦区(軍事作戦区域)に位置することになる。

一つの戦区で空母3隻が活動するのは異例で、韓国政府筋は「トランプ米政権が北への抑止力を行動で示している」と評価する。


朝鮮半島に3隻の空母が派遣されるようです。

ここですね。



朝鮮半島を囲んでいる海は、日本海・黄海・東シナ海の三つです。

カールビンソンを日本海に配置するなら、ロナルド・レーガンとニミッツはどちらかが黄海への配置となり、どちらかが東シナ海への配置となるのでしょう。

北の国境には中国軍がおりますので、北朝鮮は東西南北を敵に囲まれた状況に置かれることになる。

しかして3隻の空母というのは威圧感があります。

軍事情報専門サイト「サウスフロント」によれば、現在のアメリカが保有する10隻の空母の位置はこれです。

ただしこれは2017年4月14日時点の位置です。


地図上の「」は海上にある空母であり、「薄い茶色」はメンテナンス中です。

濃い茶色」は母港に停泊していることを意味しています。

従って4月14日時点のアメリカの空母の位置はこうなります。

       海上

空母ジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)

空母カール・ビンソン(CVN-70)

空母ニミッツ(CVN-68)

空母ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)

       母港

空母セオドア・ルーズベルト(CVN-71)

空母ジョージ・ワシントン(CVN-73)

空母ジョン・C・ステニス(CVN-74)

空母ハリー・S・トルーマン(CVN-75)


       メンテナンス

空母ロナルド・レーガン(CVN-76)

空母アブラハム・リンカーン(CVN-72)


これを見ますと確かに空母カール・ビンソン(CVN-70)は朝鮮半島に向かっています。

空母ニミッツ(CVN-68)はアメリカ西海岸を離れています。

朝鮮半島に向かっているのでしょう。

日本の横須賀に停留している空母ロナルド・レーガン(CVN-76)は、今年の1月25日から4ヵ月間のメンテナンスに入っています。

空母ロナルド・レーガン(CVN-76)が出港できるのは、今年の5月26日以降となります。

3隻の空母で北朝鮮に圧力をかけるつもりならば、空母ロナルド・レーガンは5月25日まで動けませんから朝鮮半島有事となりますとこの日付け以降となる。

2隻の空母、カールビンソンとニミッツの2隻で圧力を加える気ならばニミッツが朝鮮半島に到着するのは大体2週間後と言われておりますので、4月12日から2週間後、すなわち4月26日以降となる。

どちらかは分かりませんが、ただトランプ大統領は、中国が解決するか、アメリカが解決するか、どちらかだと言っておりましたので、まずは中国にまかせているのではないか。

スクリーンショット (1132).png

軍事的圧力は加えますが、中国の尻を叩いて、ある程度の解決の時間を与えているのではないか。

3か月か、半年か、あるいは1年かは分かりませんが、いきなり解決せよと言っているのではなく、時間を与えて解決を促しているように見える。

北朝鮮経済は、その90%を中国に依存しており、本気で中国が圧力を加えますと崩壊させることができます。

原油を止めるだけで1週間もすれば、経済を停止させることができる。

ただ中国はそこまでしたくないわけです。

隣国が韓国主導の資本主義国になることを嫌悪しておりますし、北朝鮮は資本主義と社会主義を分ける緩衝地帯の役割を果たしてきました。

中国にとっては現状維持が最も望ましい。

ただアメリカとしては自国を射程圏内に入れた、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルだけは作らせるわけにはいかない。

よりアメリカを安全にすると約束して大統領になったわけですから支持者との約束を破るわけにはいきません。

これがアメリカの引いた「レッドライン」でしょう。

ある程度時間をかけて、それでもどうしても中国が北朝鮮問題を解決できないならば、アメリカが解決しようとするでしょう。

ただアメリカの親分の方は、荒っぽいですからね。

大変な犠牲がでるでしょう。

アメリカ・ファースト」ですからアメリカ国民の利益を第一に優先するはずです。

その結果として韓国や日本が犠牲になったとしても、やむを得ないと思っていると思う。

取りあえずは中国に下駄を預けた格好でしょうか。

それまでは色々と北朝鮮の調査と情報収集に力を入れるのではないか。

ならば緊張はあっても当面、朝鮮半島有事は避けられそうです。

3隻の空母が集結する5月26日以降、また緊張が再現されそうです。

ただそれまでに北朝鮮が核実験を強行しますと、また状況は混とんとしてきます。

アメリカに任せますと朝鮮半島有事は決定的ですから、アジアは中国頼みとならざるを得ない。

中国がアジアを救えるかどうかでしょうね。

父親の金正日は、17年間の就任期間中、核実験を2回しか実施しておりませんが、金正恩は2012年に就任してから、わずか5年で3回も核実験を強行しています。

金正恩は核兵器と弾道ミサイルをあきらめることはないでしょうね。

あきらめることは命綱を離す行為に等しいはずです。

そしてその命綱を握りしめる行為が、アメリカの侵略を招き、みずからの命を縮めることになる。

中国が解決できず、北朝鮮が核と弾道ミサイルの命綱を握りしめ続ける限り、アメリカとの戦争は避けられず、朝鮮半島有事は現実となる。

そうなれば、恐らくアジア情勢は泥沼化していく。

とにかく中国に何とかしてもらう以外にはない。

東洋の盟主としてアジアを救えるかどうかの試金石でしょう。

完全とはいきませんが、取りあえず夏ごろまでは大丈夫なのではないか。

恐らくニミッツとロナルド・レーガンが集結するまでは、朝鮮半島有事は避けられそうに思います。

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posted by 管理者 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際
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