2017年04月26日

アメリカは対話による平和に戻る ?

朝鮮半島有事の緊張が緩和されつつありますが、トランプ政権は原子力潜水艦・ミシガンを釜山に入港させ軍事的圧力だけは強めています。

本当はやる気をなくしたのではないか?

アメリカは「勝てなければ負け」であり、北朝鮮は「負けなければ勝ち」です。

北朝鮮など圧倒的軍事力によって簡単に捻りつぶせると思っていたのでしょうが、いざやろうとすれば地政学的な人質に気づいた。

ソウルです。

しかも中国が「レッドライン」を明確に提示したため、下手をすれば中国とロシアを敵に回す事態に直面するかもしれない。

中国は38度線を越えて韓米両国が侵入し、金政権を転覆しようとすれば軍事介入をしていく

中国は北朝鮮の体制転換を許さない。

これでトランプ政権は、朝鮮半島の非核化をあきらめざるを得ず、対話による平和を模索していく道しかなくなった。

北朝鮮の核施設はこれです。



これをすべて破壊し、核兵器保有をあきらめさせ、今までの核弾頭をすべて廃棄させることは、ほぼ不可能です。

核施設の場所を見れば明らかですが、これを破壊するとなれば、中国にも放射能汚染が拡大し、ロシアも汚染されます。

それでも実行しようとすれば、北朝鮮政府を転覆し、38度線を越えて完全に全土を支配し、独自に調査して廃棄していく以外にはない。

ただこれをすれば中国軍の介入を招き、犠牲者も飛躍的に増加していく。

国際的非難も招き、ロシアが出てくれば目も当てられない。

アメリカの軍事的圧力は、脅しに過ぎず、張り子の虎になってしまっている。

それに気づけば、その紙でできた虎を恐れる者はいません。

圧力を継続的に行えば、アメリカに届く核兵器の完成を多少遅らせる効果はあるかもしれない。

北朝鮮は犠牲を恐れず向かってくるが、アメリカは犠牲を恐れて戦うことになります。

本日良い記事と言えるかどうか分かりませんが、大体、賛成です。

対北朝鮮戦争は避けるべき WEDGE

北朝鮮に対する先制攻撃は、多大な犠牲が予想される韓国と日本の支持を得られそうにない。

したがって米国が核弾頭搭載のICBMを許せないという考えは再考されるべきである。

米国は、過去ソ連(ロシア)をはじめ、種々の核の脅威と共存してきたように、北朝鮮の核の脅威と共存する以外にない。

さもなければ王毅外相が言ったように、恐ろしい列車の衝突を迎える恐れがある。


金正恩氏が、一旦核兵器の保有を信念としたならば、巨大なアメリカの軍事力でもそれを覆せず、経済制裁や外交努力も意味をなさない。

力や富で信念を覆すことはできない。

戦争をすればアメリカが勝つことはみな分かっているわけですが、国益と国益の見えざる手によって大国である中国とロシアが出てきて、結局は収まるところに自然と収まることになる。

国益は神の体を意味しており、一定限度有限の範囲で許容されており、その限度すら認められない行為に及んだ時、このような事態となって収まるべきところに収まることになる。

それでも自我でそれを覆そうとすれば、甚大な犠牲を覚悟しなければならず、それもまた霊的学習にはなっておりますが、それとは別に時代を変えなければならない時には、時代によっては「破壊の神」が降臨する時もある。

ヘーゲルの歴史哲学によれば、その世界史的個人の代表としてカエサル・シーザー、ナポレオン・ボナパルト、アレキサンダーをあげています。

これにあえて私が一人加えるとすれば、チンギス・ハーンもその一人です。

時代の節目には、こういった巨人が出てきて強制的に歴史を前後裁断していく。

世界史的個人とは時代精神であり、ヘーゲルによれば世界精神のことである。

時代的制約を受けながらも、その個人の中に「神の普遍」が宿され、体現されている人物のことである。

宗教的良識から言えば、彼らが「神の普遍」を宿した人間とは見ない。

単なる侵略者であり、傲慢なる人物に過ぎないと見る。

人の目に愚かなるものと、神の目に愚かなるものは大いに異なる : オスカー・ワイルド

神の普遍」が見えていない者は、どちらも小男ということでナポレオンとヒトラーを同一視するし、ハーンと始皇帝を同一視する。

しかして一方は天国、他方は地獄である。

ヘーゲルは『歴史哲学』で次のように言っています。

マケドニアのアレクサンドロスはギリシャの一部を征服し、次いでアジアを征服した。

したがって、彼は征服欲に燃えていたことになる。

彼の名誉心、征服欲に駆られて行動したのであって、彼がこのような名誉心と征服欲に駆られた証拠に、彼は名声を博するようなことをしたというのである。

一体、学校の先生で、アレクサンドロス大王やユリウス=カエサルについて、これらの人物がこれこれの情熱に駆られてやったんだから、彼らは不道徳な人間だったんだということを実例を挙げて説かない者があっただろうか。

しかし、この論法で行けば、彼、学校の先生方はそんな情熱を持ち合わしていないのだから、先生方こそ彼らよりも偉い人物なんだという結論が早速出てくる。

そしてそのことを、先生方は自分がアジアを征服せず、ダレイオスやポロスを撃破せず、自分はこの通り安穏に生きているし、他人も殺さずにすんだということで証明なさるのである : ヘーゲル


世界史的個人の登場は、必ず歴史の全過程における節目である。

常識人や人道主義者の多くは他人を害さず、迷惑もかけず、生活することをもって“是”としている。

彼らが個々人単位において仕えているものは人間であり、利益である。

それは人間を標準として平和と反戦を論ずる無知な活動家と似ている。

あるいは人類のためとか民衆と共に生きるという言葉をもって、人間を世界の中心にしている天動説的心性者と同一である。

生涯、人に迷惑をかけず、害さずに生きた人間共

━彼らは確かにアジアを征服しなかったし、ダレイオスやポロスを撃破しなかった。

しかしてだからといって彼らがアレクサンドロスよりも偉大なわけではないのである。

なぜならチンギス=ハーンやアレクサンドロスという彼ら━世界史的個人は、必ず自己を超えた「大いなる者」のために生きたという人間としての本分を全うしているからである。

ボナパルトがいなければ、現代人は言論の自由も表現の自由も享受していない。

エマソンの『代表的人間像』の一人にナポレオン・ボナパルトを入れているのは、エマソンがこの「神の普遍」を見ていた人物だからである。

見事、「自由の神」として如来界に帰天しておられるようですが、一般はナポレオンをそうは見ない。

ヒトラーと同一視し、単なる侵略者と見る。

これを悟り不足と言う。

トランプ氏が世界史的個人かどうかは別として世界精神は、竹の節目のごとき存在であり、歴史の節目には登場してくる。

最終的にはトランプ政権は、朝鮮半島有事を作り出すと思っていますが、それは北の核問題を解決せず、軍事力の行使もしないでは、単に弱く、問題解決能力のない大統領の烙印を押されてしまいますので、やはり実行してくだろうと思っています。

カールビンソンは既に運用において2か月に達しており、空母の運用は平均7か月だそうですから、帰港の1か月を引きますと残りの運用期間は「4か月」しかありません。

つまりカールビンソンは、今年の8月末までが限界です。

8月末までしか軍事的圧力を加えることはできない。

6月に予定されているカレイジアス・チャンネル後に軍事力の行使をしていくかもしれない。

アメリカが勝つのは分かっていますから、そうではない逆の立場を主張している方々の記事を見てみましょう。

日本人が知らない朝鮮人民軍に関する驚愕の事実 北朝鮮の本当のはなし

北朝鮮は一般が思っているほど、そう簡単には負けないと言っています。

(北朝鮮軍は)最高司令官の命令から実際の行動までにかかる時間はわずか10分だ。

対して米韓は攻撃命令から実際の発射までの指揮系統が複雑で、兵力装備を作戦展開するのにも時間がかかる。早く見積もっても3時間かかる。

核とミサイルによる攻撃が主となる現代の戦争で、この時間差は致命的だ。

PAC-3、THAADによるミサイル防衛が北朝鮮の攻撃からアメリカを守ることはできないということは、米政府自身(会計監査院http://www.gao.gov/)が公式に認めている。


おもしろい記事です。

北朝鮮の放射砲は散砲弾と呼ばれ、クラスター爆弾となっている。

弾道ミサイルも弾頭は個別照準式多弾頭ミサイルであり、クラスターのように一定の面積を攻撃する。

このようなものをレーダーで感知することはできない、と言っています。

600kmの探知距離で、現存するあらゆるステルス機種を探知することが可能な北朝鮮の位相配列レーダーにより、動きを感知され、無電波状態で超低空で埋伏する北朝鮮の戦闘機と、400kmの迎撃ミサイル「稲妻−6」により、あえなく撃墜される。

ちなみに戦闘機より速度が遅いトマホークは北朝鮮の領空をかすめることすらできない。

昨年8月、北朝鮮が10数基の潜水艦を展開したことを、アメリカは帰港後に察知した。

カリフォルニアの目前まで朝鮮人民軍の潜水艦が近づいていたことさえ気付かなかった。


ならばSLBMでアメリカ本土に核を打ち込めることになります。

この記事はもっと恐ろしいことを言っています。

4年前には、既に北朝鮮はスーパーEMP爆弾を開発した可能性があると言っています。

そしてこのスーパーEMP爆弾によってアメリカ人の90%が死亡するそうです。

「北朝鮮の核攻撃で米国人の90%が死亡」―元CIA長官の衝撃警告 辺真一

北朝鮮はお金がないから古い兵器しかもたず、食料がないからいつも兵士は腹ペコで戦争などできない。

石油を止められたら、兵器も動かせないポンコツ軍隊である、というのはプロパガンダだそうです。

スマートフォンの普及率は300万人で、13%ほどですが、確かに急速に普及しています。

この記事も北朝鮮のそういった軽視を問題視しています。

トランプ大統領のアドバイザーの一人、ジェームス・ウルジー氏。

同氏は米議会専門誌「ザ・ヒル」への寄稿文(3月29日付)で米国民に次のような警告を発していた。

――北朝鮮のような核兵器と長距離弾道ミサイルを開発した国ならば核弾頭小型化や大気圏再突入技術は簡単に克服できる。

マスコミや公職者らがこれまでこうした事実を無視、あるいは軽視したのは、おそらくどの歴代政権も在任中に北朝鮮を実在する脅威として認めたくないからである。

米国人の90%が命を落とすかもしれない核電磁パルスを使用する可能性に対応しなければならない。

――北朝鮮はミサイルだけでなく、船舶、航空機を利用して、核攻撃も断行できる。

偽の国籍旗を掲げた貨物に原子爆弾を忍ばせるとか、保安が脆弱なメキシコとの国境一帯でテロリストを雇用し、「9.11テロ」式自殺核爆弾作戦を行う手もある。

このシナリオならば、ニューヨーク、ニューオリンズ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、又はメキシコとの国境都市は危険にさらされることになる。

――北朝鮮の核兵器を過小評価してはならず、核兵器まで動員した対北朝鮮先制攻撃体制を備えるべきである。


昨年の7月にも共和党が同じ警告をしています。

「北朝鮮は核ミサイルを保有し、核兵器を使用したEMP攻撃が(米国にとって)脅威となっている」

EMP爆弾は、すべての電子機器を破壊しますので、銀行のATMやパソコン、自動車や水道・電力、あるいは食料供給といったライフラインをすべて原始に戻します。

スマートグリッドもやられますし、ガソリンスタンドもダメでしょう。

そうなるとトラックもお釈迦になり、食料供給が絶たれます。

話半分ですが、現実的には2013年の軍事パレードの時に見た「核リュックサック」の方が怖いですけどね。


小型核爆弾ではなく、実際はダーティボムだそうです。

アメリカが勝つばかりの説では面白くありませんので、こういった意見もあるということですね。

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