2017年08月11日

一触即発のグアム

"マッド・ドッグ"・マティス国防長官が、初めて体制転換に言及しています。

「人民の滅亡につながる行動やめるべき」とマティス国防長官が北朝鮮に警告 スプートニク

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北朝鮮のグアムへの包囲射撃の具体的な作戦内容が明らかになりました。

中距離弾道ミサイル「火星12」4基を、グアムから30q〜40q地点に着水させる作戦のようです。

北朝鮮、グアム攻撃計画「8月半ばまでに用意」 BBC

実に微妙な距離です。

北朝鮮の国営・朝鮮中央通信(KCNA)は10日、中距離弾道ミサイル「火星12」4基を米領グアム付近に発射する準備を今月半ばまでに完了すると伝えた。

「朝鮮人民軍が発射する火星12ロケットは、日本の島根、広島、高知各県の上空を飛び、3356.7キロを1065秒飛翔した後、グアムから30〜40キロ離れた海面に着弾する」


マティス長官は、米朝開戦となれば、北朝鮮の戦力は「とんでもなく劣っている」ことが明らかになると自信満々です。

1065秒」と言いますと、18分弱ですが、海外の報道では「14 minutes(14分)でグアムに到達」と報道されています。

Guam: North Korean missile would strike island in 14 minutes USA TODAY

この記事で以外だったのは、グアムの人口「16万3000人」のうち「2.2%」が韓国人であり、観光市場としては韓国が日本を圧倒しているようです。

先月の7月には韓国から6万1000人以上もの観光客が訪れ、昨年よりも25%増加している。

グアムの人達が気にしているのは、グアムへの包囲射撃で日本と韓国からの観光客が減少し、それがグアム経済に影響を及ぼすことだそうです。

グアム包囲攻撃の計画は、8月半ばまでに策定され、1週間ほどで承認される、と記事にあります。

ならば8月14、15日ごろまでに計画が策定され、それから1週間以内に承認という流れでしょうから、ここでも暗示的な日付けである「8月21日前後」が出てきます。

問題は、グアムから30q〜40q地点と言明している点であり、ここはどの国にも所属していない公海であり、グアムの領海は12カイリ(22q)です。

領海にミサイルを撃ち込めば、アメリカへの明白な攻撃であり、宣戦布告とも取れるわけですが、30q〜40q地点であれば、宣戦布告とも言えない。

公海は国際法上、平和目的の利用と言われておりますが、軍事演習は禁止されていません。

要はこれをトランプ政権が、グアムへの攻撃とみなすかどうかですが、微妙です。

ミサイルの命中精度にもよりますが、少し間違えて22q以内の領海に着弾しますと、これは明確なアメリカへの先制攻撃となります。

そこまでの命中精度があるのかどうかは、撃ってみないと分からない。

北朝鮮のグアム包囲射撃に対して、アメリカは即座に反応しています。

北朝鮮への先制攻撃の準備が整ったと言っています。

グアムの米戦略爆撃機、北朝鮮へ先制攻撃の準備整う 小野寺防衛相「万一に備えている」 産経

米NBCテレビは9日、国防総省が北朝鮮に対する先制軍事攻撃の選択肢の一つとして、米空軍のB1戦略爆撃機による北朝鮮の弾道ミサイル発射基地などに対する精密爆撃を実行する準備を整えたと伝えた。

トランプ大統領による命令があれば、いつでも実行できる状態にあるとしている。


日本の対応は、上空を通過する県である島根県・広島県・愛媛県・高知県の4県に、一時的にPAC3を配備する模様です。

後、日本にできることは、頭を抱えてうずくまっていることです。

これで万全です。

グアムへの包囲射撃計画に対してトランプ大統領も負けていません。

グアムに何か仕掛ければ、今まで見たこともないようなことが北朝鮮に起きる、と恫喝しています。


まさにマフィアの親分顔負けです。

北朝鮮の先制攻撃に対して、

「今まで誰も見たことのないようなことが北に起こる」

「北朝鮮は、炎と激怒に見舞われる」

「私はオバマとは違う」

「今に分かる」


まるでどこかの大親分です。

トランプ米大統領、北朝鮮への先制攻撃に含み 「今に分かる」 軍事攻撃による報復を強く示唆 産経

現在、6000人いる米兵ですが、グアムには後、数千人ほど追加配備が予定されています。

まるで真珠湾攻撃を思い出します。

日本の真珠湾攻撃によってアメリカは第二次世界大戦に参戦するわけですが、このグアム包囲射撃によってアメリカは軍事攻撃を選択するかもしれません。

まさに一触即発です。

アンザス条約に基づいてオーストラリアも参戦しそうです。

豪首相「北朝鮮が攻撃なら米国支援」 弾道ミサイル問題で 日経

豪州は米国やニュージーランドと相互安全保障条約(アンザス条約)を結んでいる。

ターンブル氏は「北朝鮮が米国を攻撃すればアンザス条約が発動され、我々は米国を支援する」と述べた。


もし冒頭、マティス長官が述べていたように、アメリカが、北朝鮮の体制転換を目指す軍事行動を起こすならば、中国は明確にこの戦争に介入すると明言しています。

中国は中立保つべき、北朝鮮が米国に先制攻撃の場合=環球時報 ロイター

環球時報は、北朝鮮が先に米国に向けてミサイルを発射すれば、中国は中立を保つべきとの見解を明らかにした。

その一方で北朝鮮の体制転換を狙って米国が先制攻撃を仕掛けた場合は、中国は介入すべきと主張した。

中国当局は両国を押しとどめることはできない

「仮に北朝鮮が先に米国に向けてミサイルを発射し、米国が反撃した場合は、中国は中立を保つことを明らかにすべきだ」

「北朝鮮の体制転換と朝鮮半島の政治情勢変更を狙って米国と韓国が先制攻撃を仕掛けた場合は、中国は阻止する」

「中国の国益に関わる地域で現状の変更を目指す相手には、断固として立ち向かう」

「朝鮮半島は各国の戦略的利益が交差する場所だ。いかなる国もこの地域の絶対的な支配を目指すべきではない」


ニュージーランドは非核政策でどう出るかは分かりませんが、オーストラリアと言い、中国と言い、場合によってはこの戦争に介入すると明言しており、一旦開戦しますと、何か戦線が拡大しそうです。

トランプ大統領は開戦すれば、世界が見たこともない炎を見ると言っておりましたが、小型核兵器の使用を匂わせているのかもしれません。

というのも、8月9日にトランプ大統領は、こういったツイートをしているからです。




私の大統領としての最初の命令は、核軍備の刷新と近代化だった。

今やその核軍備は、以前よりもはるかに強く、強力だ。

願わくばその軍事力を使わずに済むことを願うが、我々が世界最強の国家でなくなることは、決してありえない。


トランプ大統領みずからが「核兵器」に言及しています。

威力の増減をコントロールできる小型の核兵器を使用するかもしれません。

B61(ビー・シックスティワン)」ですね。

これです。





0.3ktに威力を落としたB61を80発ほど使えば、目的は達せられるという案もあるようです。

ただ米朝開戦となりますと、オーストラリアが参戦し、韓半島での現状変更を行おうとすれば、今度は中国が介入してくる。

アメリカ・韓国・日本・オーストラリア・北朝鮮・中国と拡大しそうな様相を呈しています。

これにロシアが加われば、まさに第三次世界大戦になってもおかしくない。

北朝鮮が、グアムにミサイルを撃ち込む確率は「90%」と主張する方もいます。

北朝鮮がグアム沖に向けミサイルを発射する確率が90%の訳 辺真一

北朝鮮がミサイルの発射、あるいは核実験に踏み切る場合は、外務省声明などを通じて必ずそのことを示唆し、予告とおり実施してきた。

そうです。

ただこの米朝の緊張状態が、後数週間から数か月続くと見ている識者もいます。

空母が3隻以上の派遣、在韓アメリカ人とその家族の避難が、実行されないうちは米朝開戦はないと思いますけどね。

ただ一旦、米朝開戦となれば、甚大な被害を被るのは日本と韓国という点は共通の認識のようです。

アメリカ軍が30分〜1時間以内に北朝鮮のすべての反撃能力を無力化できなければ、甚大な被害を覚悟しなければならない。

日本は当事者のはずですが、オストリッチ・コンプレックスに陥っているのでしょうか。

この問題を極力、見ないようにしているように見える。

地面に顔をうずめて、見ないようにしても、この問題からは逃れられないように思う。

救世運動と言う見地からすれば、米朝開戦という外圧によって影響を受ける可能性が大です。

果たしてどうなるでしょうか。

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posted by 管理者 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際
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