2017年08月28日

自然の文明への逆襲

テキサス州がえらいことになっています。

ハリケーン・ハービーが8月25日に上陸し、勢力を落としてトロピカル・ストーム(熱帯性低気圧)になりましたが、31日まで雨は続くようです。

被害の拡大は避けられません。




トランプ大統領も早速ツイートしています。


ハービーに関して午前11時、閣僚会議に行くところだ。

専門家でさえこのような事態は、未だかつて見たことがないと言っている。


雨量は、優に1000ミリを超えるようですが、これは年間雨量に匹敵し、1年間で降る雨の量が、わずか1週間で降ったことになる。

米テキサス州で「壊滅的な」洪水、最大2000人救助 BBC

まさに壊滅的です。

国立気象局(NWS)は、大型ハリケーンから熱帯低気圧に変わったハービーによる被災状況は「前例がない」と述べた。

ヒューストン都市圏で鉄砲水の危険が生じており、交通はほぼ遮断された状態にある。

州内で約250の一般道路・高速道路が閉鎖されており、19の郡で災害宣言を出す許可をドナルド・トランプ米大統領から得たと語った。

「今後も信じがたいほどの大雨が続く」


前例のない大雨による洪水です。

日本でも宮城県・仙台市で最長降雨日数の新記録が出たばかりでした。

仙台「夏の雨」36日、観測史上最長に…「昭和東北大飢饉」昭和9年を抜く 産経

夏季の雨の連続日数が36日となり、観測史上最長となった。

これまで最長だった昭和東北大飢饉(ききん)が起きた昭和9年の35日を抜いた。


1934年(昭和9年)の連続降雨日数「35日」を抜き、「36日」となり、観測史上最長となっています。

実に「83年」ぶりです。

農作物も影響を受けるでしょうね。

テキサスのハービーも、死者数は現時点で5人以上となっており、まだ犠牲者数は増えるもようです。

空港は滑走路が完全に冠水しており、閉鎖。

洪水被害は今後も拡大していく見通しです。

NWSは、今後も同市の洪水被害は拡大する見通しで、

「(テキサス州)南東部のほかの大雨のあった地域で大きな洪水が発生する可能性」

があり、被害は

「記録的なものになるかもしれない」

と指摘した。

NWSは、メキシコ湾沿岸のガルベストン島も27日にかけてヒューストンと同様、

「壮絶な壊滅的洪水」

に見舞われたと付け加えた。


ガルベストン島とは、ここです。



ヒューストンの近くの島です。

ハービーの今後の予測進路はこれです。


どうも停滞型のハリケーンだったようであり、居座ってしまうタイプだったために雨量が膨大になったようです。

BBCの記事では、

ガルベストン郡ディッキンソンにある高齢者施設で、腰まで水につかった状態で救助を待つ女性たちの写真がソーシャルメディアで拡散された。

施設の入居者たちはその後、ヘリコプターによって避難した。


とありますが、これです。



高齢者の方が、腰まで水に浸かっています。

無事、救助された模様です。

テキサス州アランサス群はこれです。


アメリカ政府は、テキサス州の一部は数週間、あるいは数ヵ月間、人が住めなくなる、と言っています。

Hurricane Harvey may leave parts of Texas "uninhabitable" for months CBSN

道路が川になっています。


この豪雨に動物も避難していますが、大雨のために車中にタカが避難している動画が拡散しています。

タカ : こりゃ、たまらんわい


こういった光景はそうそう見れないものですが、車の多くが水没しており、家の中にまで雨が入り込んでいます。

コンセントに雨が侵入すれば、感電しないのでしょうかね。


冠水した道路を自転車で走っています。

道路が見えない分、危険だと思いますが、とにかく凄い雨の量です。


被害範囲が広すぎて、被害の全貌は未だ把握されていないようです。

総雨量が1000ミリを超えるというのは、そうそう聞いたことがない。

要は1メートルですからね。

テキサスには「カテゴリー4」で上陸したようですが、被害は甚大です。

ハリケーン・カトリーナの時は、わずか4日で治安と社会が崩壊しています。

スーパーやデパート、あるいはコンビニの商品は、3日で空になる。

ヒューストンは全米第4位の大都市です。

660万人(都市圏)の人口を抱えたヒューストン(市は210万人)での大災害ですが、食料や毛布、飲料水や薬の用意で政府は大変そうです。

被害範囲が広すぎて事態の全貌がつかめないというのも被害を拡大していく要因になる。


今年に入って、いきなりという感じですが、自然災害が頻発しており、一つ一つの災害が、何か去年と違うように感じています。

数十年に一度とか規模が大きく、また範囲や頻度が増加しているように見えます。

気候変動が始まったのではないか?

全世界的規模なのですね。

スペインやポルトガル、あるいはフランスの森林火災も凄かったですが、アジアでの洪水も規模が大きい。

ミャンマーでの仏塔の水没は、記憶に新しいです。

これが年々増加していきますと、10年ほどで世界は崩壊するかもしれない。

テキサス州のグレッグ・アボット知事は、恐ろしいハービーのダメージから回復するには、数年かかると言っています。


こんなのが毎年来るとなりますと、今までと異なる次元世界になりそうです。

文明が自然界を破壊してきたわけですが、今後は自然界が我々の文明を破壊していくのかもしれません。

作用反作用の法則かもしれず、また自然界の文明への逆襲かもしれない。

それが全世界的規模で始まったのかもしれません。

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posted by 管理者 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自然災害
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